リスさんは齧歯類。
身も蓋もない言い方をすれば「でかいネズミ」にすぎません。
でも、動物園では子供から大人にまで大人気。
井の頭自然文化園の「リスの小径」では、この子たちが放し飼いにされていますから、子供はリスさんを追いかけまわし、大人はカメラで追いかけまわし…。結構大変な目に遭っています(^^;
リスさんは、自分の境遇をどう考えているのでしょうか?
一昨年の台風で、このリスの小径の檻が壊れ、リスが逃げ出した事があります。
吉祥寺の街は大騒ぎになりましたが、その後、大半は餌を見つけられずに戻って来たとか。
人に飼い慣らされたリスに、もはや「ドブネズミ」のような野性はありません。ひもじくなれば、元の場所に帰ってきます。彼らの帰る場所はこの「檻の中」しか無いのです。
そんな事を考えながら、此処のリスさんを見ている人、あまりいないと思いますが(^^;
此処のリスさん、今では少なくなってしまった「ニホンリス」です。檻の外には天敵の猫さんや、でかいタイワンリスがいます。
あえて「安住の地」を離れる必要など無いのです。
それが良い事か悪い事か、判断に悩みます…。