なんとも立派なお屋敷です。
市川市大町、北総線大町駅すぐそばにある「梨農家」のお屋敷。
隣にある梨の即売所を兼ねた倉も、28mmの広角レンズですら入りきりません。
あまり知られていませんが、千葉県は全国一の梨の産地。
中でも市川市は県内一の生産量を誇っています。
総武線や京葉線沿線を外れると、こんな光景が広がっています。
「ここはどこ?」って光景ですが、ここが大町谷津田。
関東平野は乾燥した「台地」と、そこに切れこむ「谷地」でできています。
台地では畑作が、谷地では豊富な湧き水を利用した稲作が行われてきました。
都市化によって、そんな風景は都心では失われてしまいましたが、ちょっと郊外に出れば、まだこんな場所が残っています。
すぐ隣りの高台まで住宅地が迫っていますが、「谷津田」の風景を残そうと整備されたのがこの公園です。
私は「環境バカ」ではありませんから「里山」を愛しています。
人と自然が共存できる「里山文化」って、素晴らしいとは思いませんか?
小さなことからコツコツと。
それが、人の意識を徐々に変えてゆくのです。