なんとも可愛らしいタヌキの3兄弟。
「井の頭自然文化園」は「猛獣」の居ない動物園です。
その代わり、まだ自然の残っている武蔵野から多摩地域で暮らす「里の動物」の保護に力を入れています。
都市化されてしまった街に住む野生動物は、とかく「害獣」扱いされがちです。
タヌキも好きで街に出てくるのではありません。
こちらは「ニホンアナグマ」。
タヌキに似ていますが、タヌキはイヌ科。
アナグマはネコ目イタチ科の動物です。
あまりタヌキと変わらない見た目や生態を持った動物です。
これに「ハクビシン」(ジャコウネコ科)と「アライグマ」(アライグマ科)を加えて、
都会での「四大害獣」とされています。
彼らの特徴は、とても「環境適応能力」に優れていること。
人の傍で生きる知恵を持っているが為に、疎ましがられてしまう動物達なのです。
上手く飼い馴らせば「ペット」にもできるのでしょうが、彼らは犬や猫と違って、まだ「野性」が強い生き物ですから、
安易に手を出すべきでは無い動物なのです。
見ている分には可愛らしいのですが…。