今更、小沢さんに何を託すというのでしょうか?
不謹慎な言い方をすれば、今回の大震災は小沢さんが復権するチャンスでもありました。
しかし、彼は何もしなかった。
今の政治状況を端的に表していたのです。
今の国政の停滞は、衆参議会の縺れだけではありません。
「国政」と「地方行政」の乖離が、もたらしていると思うのです。
今更、自民党を持ち上げるつもりはありませんが、自民党には「地方」と「中央」を結び付けるパイプがありました。
これが「利権構造」を産み出していたのですが、「負」の面だけでは無かったと思うのです。
今の「民主党政権」に、そんな「地方行政」とのパイプはありますか?
政治は今過渡期です。
最悪のタイミングで「震災」が起こってしまいましたが、これは、我々が「国政」を考えるチャンスだと思いたいのです。
我々「有権者」が主人公なのです。
「国家が何をしてくれるか」ではなくて、我々が「国家をどう作るべきか」を考えなくてはいけません。